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2011年6月のちょっとひといきです。

<ちょっとひといきの目次>

2011年6月30日(木) 半分
 みなさま、こんにちは。
 とうとう、半分です。 何の? 今年も今日で半分が過ぎてしまうのです。

 だからというわけではありませんが、今日はいつもと違う道を散歩しながら帰ることにします。 いつも通っている橋からの眺めですが、中央公会堂とは反対側、ばら園の方角です。



 暗くなってしまって、ほとんど見えませんが、ばら園です。 昨日の朝の散歩ではここまで来られませんでした。



 いつもと違う橋の上から。 川が大きく見えます!



 とぼとぼ歩くと、天神橋筋1丁目に出ました。



 天神橋筋商店街は大阪天満宮の参道です。 日本一長い商店街です!



 本当は、京橋まで歩いて、京橋から電車に乗って帰るつもりだったのです。 ところが、案の定、道に迷ってしまって、知らないうちに天神橋筋に出たのです。 ここは天神橋筋1丁目、6丁目まで歩いて、それから電車に乗ります。 ちょっと散歩するつもりでしたのに、1時間半も歩くことになってしまいました。(亜)

2011年6月29日(水) 朝の散歩
 みなさま、こんにちは。

 今朝は少し早起きして、中之島を散歩してから出勤しました。 川の向こうに中央公会堂が見えます。



 正面から陽が当たっている中央公会堂を見るのは珍しいことです。 帰り道に見る頃には、太陽は中央公会堂の向こう側に移ってしまいます。

 橋を挟んで中央公会堂と反対側には、ばら園が見えます。



 昨日、弁理士の友人で運動好きな(環)さんが、事務所の帰りに中之島まで走った、バラがまだ綺麗に咲いていた、と教えてくれたのです。 そこで、散ってしまわないうちに私もバラを見ようと思って、早起きしたのです。 橋の上から見たバラ園です。



 もうひと月、早く来ていたら、もっとたくさん色とりどりに咲いていたことでしょう。 白い石が並べられた小道の両側にバラが植えられています。 バラが創られた年代ごとに並べられています。



 このバラが気に入りました! でももう、開ききっています。



 小さな橋の向こうにもバラがあるはずです。 でも今朝は、ここまで。



 川沿いにもバラが。



 振り返ると、向こうに中央公会堂も見えます。



 来年は忘れずに、きれいに咲いている時期に来たいと思います。(亜)

2011年6月28日(火) 霧
 みなさま、こんにちは。

 夕方、川の向こうの中央公会堂を眺めたところです。



 夕日の光がこっちへ飛んでくるのが見えます!



 上を向いたままで中央公会堂へ近づくと、雲の向こうに吸い込まれそうな気分になります。

 こちらは、霧です。 大阪市役所と川の間の道が霧で白くなっています。



 立ち止まって涼んでいる人もたくさんいました。(亜)

2011年6月27日(月) 機械翻訳
 みなさま、こんにちは。

 夕方6時半の梅田の空です。



 関西特許研究会(KTK)の会合に出席するため、弁理士会近畿支部に来ました。 会合が始まるのが午後6時半なのですが、まだまだ明るいです。



 今日はKTK国際部会の会合で、Posz Law Groupの弁理士 吉田 哲 先生の「特許翻訳 ― 効率的な翻訳のために弁理士がすべきこと ―」でした。 講義中にも参加者に質問はないかと尋ねたり、参加者を指名して答えさせたりする進め方も珍しくておもしろかったのですし、 翻訳について、色々と考えなおすきっかけになりました。

 例えば、「表面が防水加工された木製の椅子と机」でしたら、 「表面が防水加工された」「木製の」というのが、椅子にだけかかるのか、 机にもかかるのか、図面をみてもはっきりしないだろうから別の表現にしよう、 と考える人は、今日の会合の参加者の中にもたくさんいるようでした。 ところが実際の明細書では、もっともっと長い、 もっともっとたくさんの修飾語と名詞がぎゅうぎゅう詰め込まれている文も、よく見かけます。 吉田先生は、実際の明細書の長い一文の例と、その一文を、 修飾関係に誤解が生じないような短文に切り分けたものとを紹介してくださいましたが、 さらに、なぜ、特に昔の明細書では、一文が長くなりがちなのか(だったのか)ということについて、ご説明してくださいました。 私にとってはそのご説明が新鮮で、なるほど!おもしろいなー!と思いました。

 今日の講義では、機械翻訳の可能性について、たくさん時間を割かれました。 会場には、部分的に機械翻訳を使っているという先生もいらっしゃいましたし、日常的に使っているという先生もいらっしゃいました。 しかし、今日の講義で具体的な例を見せていただいて、機械翻訳はまだ難しいと感じました。

 英訳する前に、まず、日本語の原文を英訳しやすいように直す和文調整をすることはよくあると思います。 一文を短くしたり、主語や修飾関係や単数複数をはっきりさせるところまでは、英訳の準備として、多くの方がなさっているのではないでしょうか。 そして、英訳するときになって和文調整する手間と時間を省略するためにも、日本語の原文を作成する段階から、一文をなるべく短くして、 主語や修飾関係等もはっきりさせるように心がけていらっしゃる方もたくさんいると思います。 でも、「私は雨の時、家にいます。」という短い文を機械翻訳しようとするなら、 まず日本語を「私は家にいます、雨のとき。」にしておかなくてはならないという例が出されて、 原文の段階からこのような日本語を書くことには、個人的にはちょっと抵抗を感じました。 やはり、日本人が書いた日本語の明細書を、和文調整せずにそのまま機械翻訳で英訳することはできないのでしょうか。

 さて、今朝の朝顔です。



 本葉がだんだんしっかりしてきました。(亜)

2011年6月25日(土) 文書たんす
 みなさま、こんにちは。

 日本弁理士会近畿支部の「弁理士の日記念講演会」が開催されました。



 弁理士の日というのは、明治32年(1899年)の7月1日に施行された、弁理士法の前身である特許代理業者登録規則の施行日を記念して制定されたものです。 毎年、7月1日に近い週末には、日本弁理士会、弁理士会の各地域の支部が全国一斉無料相談会や弁理士の日記念講演会などを開催しています。

 今日の講演会では、「知財活用の最前線」と題して、オープンイノベーションと技術標準について、金沢大学の吉国信雄氏、パナソニック株式会社の福岡則子氏、三好内外国特許事務所の伊藤市太郎氏にご講演いただき、さらにユニアス国際特許事務所の梶崎弘一氏をコーディネータとして パネルディスカッションが行われました。 400名を超える方々が事前に参加を申し込んでくださいました。 講演会が始まるのは午後ですが、近畿支部でこの講演会の運営を担当している弁理士は、 朝から準備に取りかかります。 私の担当は受付です。



 余ったポスターを有効活用してみたり。



 来週末の全国一斉無料相談会の案内も並べました。

 運営に当たるのは20名の弁理士たちです。 場内整理、場外誘導、写真撮影、講師対応、などなど、 数人ずつ、いくつかの班に分かれて準備を進めます。 弁理士の日記念講演会を近畿支部で開催するのは、もう10年以上も続いていることです。 慣れている先輩弁理士の先生方や事務局の方々もいるので安心ですが、ひとつだけ、経験を積んでいるとはいっても、どうにもならない心配ごとが。



 大きな窓の向こうに大阪城がはっきりと見えます。 いえ、心配ごとというのは、大阪城が見えることではありません。 雲ひとつない、よいお天気だというところが気になるのです。 「天気がよすぎる!」「暑い!」「講演会に出掛けるには暑すぎると思われたらどうしよう!」 と、実際にどのくらいの方がご来場くださるのかを心配する声が出たりもしたのでした。

 川の向こうには、もくもくした雲が見えます。 夏が近いのです。



 今日の予定は、弁理士の日記念講演会だけではありません。 毎月出席している道修町文書(どしょうまちもんじょ)を読む会に参加しました。 会場の少彦名神社です。



 道修町文書を読む会では、江戸時代、薬の町である道修町に残された、薬にまつわる実用的な文書を読みます。 私は古文書についても、江戸時代の大阪についてもほとんど知識がないので、 毎回とても新鮮です。 今日は、「文書たんす」などという言葉を覚えました。

 江戸時代、大阪には奉行所が西と東にひとつずつあって、月ごとに交代して仕事をしていたそうなのです。 6月は西の奉行所が仕事をしたから、7月は東の奉行所が仕事をする、というように。 そこで、毎月末になると、一方の奉行所にある文書をたんすにいれて、他方の奉行所へ運んだそうです。 毎月、毎月、です。

 文書をたんすにいれて運ぶのは、薬種仲買仲間の寄合でも同じだったようです。 寄合所が引っ越しするときには、文書をたんすに入れて、次の寄合所へ運ぶのです。 文書を大切に運んで、たんすに入れてそのまま大切に保管されたから、今、こうしてその文書を読むことができるのです。 それにしても、薬屋さんのたんすには、カビや虫を防ぐお薬でも入れてあったのでしょうか。 道修町文書はどれも、たいへんよい保存状態なのです。

 大切な文書をたんすに入れて、ごとごとと町中を運んでいる様子を想像してしまいます。

 今回読んだ道修町文書には、薬種仲買仲間の寄合所では、新規な商いをしたりしません、という一文が出てきました。 先生は、江戸時代には、古いもの、由緒あるものが価値あるものだと考えられていたのです、新しいものはよくないものだという価値観の時代だったのです、とご説明されました。 ここで思い出すのは、江戸時代のお触書、新規法度です。

 新規法度は、食べ物でも着るものでも道具でも、新しいものを創るなんてとにかく一切、まかりならぬ、というお触れです。 江戸時代には、現代のように、発明をどんどん奨励して産業を発達させようという政策はとられていなかったのです。 もっとも、江戸時代には、からくり人形や時計など、「発明」と言えるものもたくさんされています。 新規法度というのがいつからいつまで、どのように江戸の人々に影響を与えたものなのか、まだ私にはよくわかりません。

 それから、江戸時代の文書には、例えば「宝歴十二午(ほうれきじゅうにうま) 二月日(にがつじつ)」のように、 月日のうちの日が記載されていないものもたくさんあることも紹介されました。

 当時、江戸から出たお触れが大阪に届くとき、普通は4日ほど経ってしまいます。 そこで、江戸でお触れが出された日を記載してしまうと、 文書に記載されている日付の時点ではまだ大阪の人々がその文書の内容を知ることができなかったのに、 文書に記載されている日からお触れは有効だったことになってしまう、という状況が生じて問題が起きるのを防ぐためという解説もありました。 到達主義だったんですね。

 夕方、北浜から歩いて帰ります。 晴れた空の下の中央公会堂を見るのは久しぶりのような気がします。 船に乗っていたら涼しいだろうなとうらやましく思います。



 木々の葉っぱの向こうから、もう、ぎらぎらという音が聞こえそうな日差しです。



 木陰に入ると、少しひんやりします。 風もあります。



 すずめにも、小さな影が。



 水辺の木は、ちょっと涼しそうです。



 夕方の大阪駅で。



 雲がまあるく、羽根のように。(亜)

2011年6月24日(金) 記載要件
 みなさま、こんにちは。

 午後八時少し前の梅田です。まだ空に青みが残っています。



 今日の夜はAPAA(アジア弁理士協会)の会合に出席した後、関西特許研究会(KTK)の勉強会に参加しました。

 今日のKTKで取り上げられたのは、記載要件、特に、化学分野の明細書の記載要件です。 毎月、教科書の輪講をしている会ですが、教科書をただ読むだけでなく、担当者の用意したレジュメに沿って、 審査基準や裁判例、諸外国制度との比較などについて触れられることもあります。 今日は、審査基準や裁判例、参加者それぞれが日頃考えていること、気になっていることなどについて、 たくさんの発言がされたように思います。(亜)

2011年6月23日(木) 本葉
 みなさま、こんにちは。

 朝顔が本葉を出しました。



 どんどんつるを伸ばして、やわらかい、ひらひらと広がる朝顔の花をたくさん咲かせてくれたらいいと思います。



 帰り道、日本銀行の向こうの高いところに飛行機雲が伸びていくのが見えました。 きらきら白く光っています。(亜)

2011年6月22日(水) 夏至
 みなさま、こんにちは。

 夏至です。午後8時少し前の北浜駅です。 いつもの中央公会堂が見えます。 いつもと違うのは、…見えますでしょうか…ずいぶんたくさんの人が公会堂と川の間に集まっていることです。 歌も聞こえます。



 「ライトダウン2011」というイベントが開催されているところです。 午後8時になったら、明かりを消すのです。 明かりを消して、エコについて考えようというイベントだということです。



 午後8時になるのを待ちながら、大阪市長や市議会議員と、歌手の植村花菜さんのお話を楽しく聴きます。 市民が書いた「エコ宣言」がいくつか紹介されました。 自分で手軽にできる「エコ」な行動として、「冷蔵庫を開ける回数を減らす。」というのはよく耳にすることですが、大阪の小学生のエコ宣言はひと味、違います。 「冷蔵庫を速く閉める」! それから他には「食べ物は残さず食べる。」というものもありました。



 ライトアップされている中央公会堂です。午後8時、中央公会堂の明かりも消されました。 植村花菜さんが「トイレの神様」を歌って、ライトダウンのイベントが終了しました。

 午後8時になっても、周囲のオフィスビルにはまだ明かりが点いていましたし、中央公会堂もライトアップの明かりが落ちただけで、真っ暗にはなりませんでした。 一度、真っ暗な大阪の夜を見てみたいものです。(亜)

2011年6月21日(火) 受け取る
 みなさま、こんにちは。

 朝顔は相変わらずの姿勢です。ひまわりはまだ上手に隠れています。



 こちらは、我が家のお隣のゴーヤです。 鮮やかな黄色い花が咲いて、うらやましいです。



 夕方、6時頃の北浜駅です。



 夕日がきらきら、川を光らせています。 まぶしくて、中央公会堂もはっきりとは見えません。 水面で反射する太陽の光を浴びているだけでも日焼けしそうです。 太陽が放出する光や熱を確実に受け取っているんだなあと実感してしまいます。

 太陽が雲に遮られればひんやりしますし、実際に体験したことはありませんが、 皆既日食のときには太陽の光は地球からずっと遠いところで遮られてしまって、星が見えるほど暗くなるだけでなく、気温も下がるといいます。 暗くなったり、寒くなったりして初めて、それまでに太陽の熱や光をどれほど受け取っていたことか、気付くのかもしれません。

 明日はいよいよ夏至です。 フィンランドのような夏の短い地域では、夏至祭が行われることでしょう。 大阪の夏は短くありませんが、この中之島では、夏至祭が行われると聞いています。 明日が楽しみです。 (亜)

2011年6月20日(月) 二日前
 みなさま、こんにちは。

 午後7時10分頃の北浜の空です。



 ビルの向こうに、街路樹の向こうに、夕焼けです。



 通りのずっと向こうまで。

 今年は明後日、6月22日が夏至です。 明後日まであと二日間、まだまだ少しずつ、日が長くなります。 そして夏至を過ぎたら…今度は次第に、夜が長くなるのです。

 あと二日。 日が長くなるとは言っても、梅雨の最中なのであまり太陽は見られません。 見えないのに、一年のうちのいつよりも長い間、そこにあるなんて。 少し不思議な気がします。(亜)

2011年6月19日(日) カレワラ
 みなさま、こんにちは。

 雨が降ったり止んだりの日曜日でした。 朝顔は相変わらず、同じ高さで、同じ姿勢を保っているように見えます。



 梅雨が明けるまで、このままがんばるつもりなのでしょうか。

 さて、今日の夕方は、新しくなった大阪駅を通りました。 たくさんの人で、まっすぐに歩けないほどでした。 あまり人が多いところは用事がないなら避けたくなりますが、今日はどうしても行ってみたいところがあったのです。 大阪駅の伊勢丹の2階に、フィンランドのお店が入っているのです。 先日、伊勢丹で待ち合わせをしたときに偶然、見つけて、とても驚きました。 こんなところにフィンランドがあるなんて!

 KALEVALA KORU(カレワラ コル)というそのお店は、フィンランドで最も有名な宝飾品店です。 フィンランドの自然を表したデザインが特徴です。 すずらん、雪の花、花占いの花びら、草、木、蝶、トナカイ、雪の結晶…。 フィンランドの伝統的な衣装や原住民が使用する道具を想い起こさせるようなデザインもあります。 とびきり美しいのは、北極星を象ったネックレスです!

 フィンランドがフィンランド共和国として存在するようになってからはまだ日が浅いのですが、 もちろん独立前から、今のフィンランドの土地には人々が生活していました。 フィンランドの自然やフィンランドの伝統的な文化を想い起こさせるようなデザインは、ですから、 フィンランド共和国の自然や文化ではなく、昔々からこの土地に根付くものに由来しています。

 KALEVALA KORUは、日本では、この大阪駅の伊勢丹にしか出店していないそうです。 店員さんから、デザインにまつわる話やデザイナーについてなどなど、たくさんお話を聴いて、すっかり長居してしまいました。(亜)

2011年6月18日(土) つゆ
 みなさま、こんにちは。

 土曜日も朝から曇ったり、雨が降ったりです。



 今朝の朝顔は昨日の朝顔と見分けが付きません。



 道端がきらきらしています。この写真では全くわかりませんが…



 近寄ってみると、シロツメクサの円い、緑の葉っぱの上に、小さな水玉がたくさん載っていました。 曇り空の下でも、水玉がきらきらしています。(亜)

2011年6月17日(金) 動かす
 みなさま、こんにちは。

 今朝の我が家の花壇です。 珍しいものは何も見えません。 朝顔とひまわり、梅雨明けまで顔を出さないつもりでしょうか。 梅雨明けは来月20日頃だと聞いていますが…ほんとにそんなに長い間、待たせるつもりなのでしょうか。



 夕方、研修委員会に出席するため、日本弁理士会近畿支部室へ行きました。



 少し青空が見えます。 向こうには大阪市立科学館も見えます。



 雲が厚いだけでなく、低いところの空気もなんだかどんよりしているようです。

 お天気はあいにくですが、研修委員会では晴れた青空の下にいるような様子ですいすいと審議が進められました。 特に次の研修については、提案者の先生がたいへん熱心で、このテーマの研修なら、この講師陣以上の組み合わせは、 もう考えられない!という先生方にご登壇いただけるよう、お願いすることができたのです。 提案者の先生ご自身の日頃のご活躍もありますし、近畿支部ならではの個性ある研修を、他の地域にさきがけて開催したい!という、 この先生の熱意が皆に通じて、周囲の気持ちを動かしたのだろうと思います。 次の研修は私自身も興味ある内容なので、受講する皆さんに喜んでいただけるように準備を整えたいです。(亜)

2011年6月15日(水) 勢い
 みなさま、こんにちは。

 何の芽でしょうか。昨日から同じ背丈で、同じ姿勢でがんばっています。



 午後、お客様のところへ打ち合わせに出掛けました。 北浜駅に向かう途中にある丸福珈琲店です。



 すっかり緑の蔦に覆われています。



 上牧(かんまき)の駅の中です。緑に圧倒されそうです! うーん!と遠くへ手を伸ばしているのもあります。



 上牧の駅からお客様のところへ向かう道には、紫陽花がたくさん咲いていました。 道端に、ずーっと先まで、紫陽花です。 曇り空で空は灰色ですが、紫陽花は、はっきりと青です。



 咲いてみようかな、と迷っているのでしょうか。



 白い星のようです。あるいは花火のような。



 淡いピンクの星も散らされています。



 この赤!いつまでも見ていたいような気がします。



 晴れておひさまが出て、もっと白い光の下でなら、紫陽花はさらに美しく見えることでしょう。 人間を楽しませるために咲いているのではないとわかってはいても、どうして梅雨の時期に咲くのかと、 色とりどりの紫陽花に尋ねてみたくなってしまいます。(亜)

2011年6月14日(火) 待つ
 みなさま、こんにちは。

 何の芽なのかわかりませんが、とにかく、昨日と何も変わっていないように見えます。



 朝顔は顔を出しましたが、ひまわりは影も形も見えません。 雨が多いので、ひまわりは梅雨明けを待っているのかも。と言ってなぐさめて下さる方もいらっしゃいますので、梅雨明けまではあきらめずに待ちたいと思います。 それに、ひまわりが本当に梅雨明けを待っていて、梅雨明けするや否や一斉にひまわりが発芽してどんどん伸びて、ぱあっと花が咲くとすれば、 待つ甲斐もあると思います。



 午後7時の夕焼けです。金色でした。(亜)

2011年6月13日(月) 期待
 みなさま、こんにちは。

 朝顔の他にも、小さな芽がちょんちょんちょん、と、土から顔を出しています。



 ひまわりでしょうか。本格的に梅雨になる前に、おひさまをたくさん浴びて、すくすく伸びてくれたらいいなと思います。(亜)

2011年6月11日(土) 冷たく照らす
 みなさま、こんにちは。

 新しい朝顔の芽です!間違えようがありません。



 ひとつじゃないんですよ。



 先に芽を出していたものは、しっかりと葉っぱを広げています。 あの小さな種から、土と空気と水でどうやって、こんな複雑な葉っぱができるのか、本当に不思議です。



 さて、今日は大阪市立科学館で一日を過ごします。



 科学館の前から見える、背の高いビルは上の方が霞んでしまっています。



 科学館の正面玄関を入ると、明るい看板が目に付きます。 「今年は、世界化学年です。」そうです! 2011年の今年は、化学に関係の深い、あるできごとがあった年から、ちょうど100年なのです。



 今日は私は、3つの実験を演示します。



 サイエンスショーのステージの裏にある実験室で実験の準備をしながら、ふと窓の外を見ると…



 日本弁理士会近畿支部室が見えました! 赤と白の塔の向こうの、茶色の建物の25階です。

 さて、私が今日担当する実験の3つのうち、化学に関連あるのは1つだけですが、科学館の展示には化学にまつわるものがたくさんあります。 例えば、こちら。



 花火です! そうです。花火は化学と深い関係があるのです。 それから、今月初めから8月の終わりまで学芸員が毎日演示している、サイエンスショー「きれいな光、イロイロ」。 とても美しくて、おもしろくて、意外なんですよ。 ぜひぜひ、実際にご覧ください。 例えば、こんな道具を使います。



 ゴルフボールで、化学?一体、何をするつもりなのでしょうか。 それから…



 試験管の中の液体が光っています! 試験管の中に、光る虫を捕まえてきて閉じ込めたというわけではありません。 近づいてよく見てみましょう。



 ほら。試験管の中で何か泳いでいたりはしません。 試験管の中の液体自体が光っているのです。

 光るものと言えば、例えば、先ほど登場した、花火も光るものの仲間です。



 これは、花火ではありません! でも、花火のように美しい色です。



 これは、黄色い炎。



 鮮やかな赤い炎。

 この美しい炎は、炎色反応といって、金属が熱くなって色を出しているものです。 炎色反応、きっと理科でご覧になった方もいらっしゃるでしょう。 こんなに大きな炎だったかな?! たいていは、白金線の先に溶液を漬けて、白金線ごと加熱するのですよね。 そうすると、白金線の先に、きれいな色の、小さな炎が立ち上るのです。 こんなに大きな炎色反応が見られるなんて、なかなかないと思います! ここではご紹介できなくて残念ですが、ごーっ!という音も鳴るんですよ。 ぜひ、実際に間近でご覧になってください。

 一言で明るく光るものと言っても、試験管の中の液体が光っているのと、 花火が光るのと、ローソクの炎が光るのと、雷が光るのとでは、それぞれ仕組みが違います。 見えないところ…目には見えませんし、顕微鏡で見ても見えないくらい小さなところに違いがあって、 その違いが、どのような光に見えるか、だとか、手で触れて熱いか熱くないか、というような、大きな違いになって現れるのです。 化学は、極々微細な、極小の世界と、人間の五感で感じられるような、日常的な大きさの世界とをつなぐものではないかと思います。(亜)

2011年6月10日(金) 欧州共同体商標
 みなさま、こんにちは。

 朝顔の双葉が開きました!



 午後から日本弁理士会近畿支部で開催される、欧州共同体商標と共同体意匠の研修に出席しました。 昼間の中央公会堂です。 曇っていて少し残念です。



 近畿支部からの眺めも灰色です。



 今日の欧州共同体商標と共同体意匠の研修の講師は、弁理士の松井宏記(まつい ひろき)先生。 1時間という短い時間でしたが、具体的な例をたくさん挙げて説明してくださいました。 商標の特定について、また、いわゆる非伝統的な商標の識別力の判断についてのご説明は、特に印象に残りました。(亜)

2011年6月9日(木) 中国特許実務
 みなさま、こんにちは。

 朝顔が芽を出しました!



 まだ開いてもいませんが、きっと朝顔の双葉です。

 今日は夕方、関西特許研究会(KTK)の会合に出席しました。 会場の日本弁理士会近畿支部へ向かう途中です。 午後6時を過ぎていますが、まだ十分、明るいです。



 夕日も、高いところで立ち止まっています。



 北浜の赤岡特許事務所から、弁理士会近畿支部まで歩くときには、大阪市立科学館をかすめることになります。 ついつい、科学館へ寄り道したくなってしまいます。



 今日の会合は、中国特許実務について。講師は弁理士の藪慎吾先生。 中国へ留学の経験があり、中国の特許事務所で実務のご経験もある藪先生は、 明細書の作成段階と中間対応とに分けて、具体的な事例を豊富に挙げてご説明くださいました。(亜)

2011年6月6日(月) 緑
 みなさま、こんにちは。

 小さな芽が出ているのを見つけました。



 ほんとに小さな芽です。見えますでしょうか。



 鉛筆の先で、ちょん、と緑の点を打ったような、小さな緑です。 一体、何の芽でしょう。(亜)

2011年6月5日(日) 満喫
 みなさま、こんにちは。

 徳島での知財シンポジウムの2日目です。 今朝も公園を散歩しながら、徳島大学へ向かいます。 昨日の貝塚が見えてきました。



 鶏。…ですよね? 少しだけ近寄ってみましょう。



 鶏、ではないのでしょうか。 徳島で鶏と言えば、昨日の講演会でも取り上げられた、阿波尾鶏(あわおどり)でしょうか。 この鳥に尋ねても、返事はしてくれませんが…。



 徳島大学の中で、昨日から気になっていた、大きな木です。 葉っぱが星の形です。



 さて、シンポジウム2日目の今日の午前中は、まず、ポスター発表から始まります。 私も、自分のポスターの前で、関心を持ってくださる人がいるかな?と、どきどきしながら待ちます。 発表義務は午前9時半から11時までの90分間でしたが、午前9時から11時まで、切れ目なく、何人もの方がポスターを取り囲むようにして見てくださいました。

 ただ単に見るだけでなく、説明を聴いてくださったこともうれしかったのですが、 こちらから「この判決についてはどのように感じられましたか?」などと問いかけますと、 「うーん、判旨に賛同します。だって…」「いえ、私は反対です。この場合は…」「そうですねえ、私が思うに…」など、 参加者同士で議論もありました。 それは発表した私自身も予想していなかったことで、とても楽しい機会をいただけたことだなとありがたく思います。

 さらにうれしいおまけをいただいてしまいました。 優秀なポスター発表は表彰されると聞いていましたが、 私の発表「医薬品の特許権の存続期間延長登録と延長された特許権の効力」は最優秀賞をいただきました。 また、近畿地方から一緒に参加していた佃 誠玄(つくだ せいげん)先生の「クレーム訂正の遡及効と被疑侵害者の過失」は優秀賞を受賞して、 喜びも2倍以上になりました。 私のポスターは、赤岡特許事務所の応接室にしばらく展示しています。

 表彰していただいたことは素直に喜んでいますが、他の発表者と比較して、何か特に優れていたというわけではなさそうです。 他の発表者のポスターをすべてゆっくり見る余裕はありませんでしたが、 少し見ただけでも、実物を用いて説明しているような、ついつい引き寄せられてしまうようなユニークなものもありましたし、 技術的に興味深い発明についての発表もありましたし、 たいへん工夫されたポスターもたくさんありました。 あんなの表彰しなければよかった!などと、後から徳島の知財関係者の皆さんにがっかりされないように、 今後はさらに注意深く、研究を進めたいと思います。

 午前中には、株式会社大塚製薬工場の吉成崇氏による「(株)大塚製薬工場の知財業務」と題するご講演を聴講しました。 輸液パックを中心に、安全性を高めるためにどれほどの発明が1つの製品に詰め込まれていることか、たいへん興味深いお話をお伺いしました。

 午後の講義は、2つ。弁理士 渡部温先生の「発明の進歩性について」と、パネルディスカッション「リスト規制、キャッチオール規制の概要」を聴講しました。 渡部先生の講義では、高度な発明が必ずしも進歩性のある発明というわけでないこと、さらに、ビジネスで役立つのは「ぎりぎりの進歩性」を有する発明ではないかという点が繰り返し強調されました。リスト規制、キャッチオール規制については、初めて耳にすることばかりで、こういうことが問題になるのか、知財とそこで結びつくのかと、新鮮でした。

 午後の講義も終わって、徳島大学からの帰り道。 これは、なんと、原生林なのだそうです。



 原生林を横目に見ながら、公園に向かって小さな道を歩きました。 珍しい花が咲いています。



 この花、少し南国の雰囲気を漂わせていると思いませんか。 他にも、南国風の植物がいくつも目につきました。 徳島は、南国なのでしょうか。



 このアーチを抜けると、もうすぐ徳島駅。 徳島駅からはバスに2時間も乗れば、淡路島を通り越して神戸の三宮に着いてしまいます。 心残りは渦潮が見られなかったことくらいで、徳島のシンポジウムの二日間を満喫しました。(亜)

2011年6月4日(土) 徳島から知財
 みなさま、こんにちは。

 徳島大学に来ています。



 今日明日の二日間、徳島大学で「四国発 知的財産シンポジウム in Tokushima 2011」と題するシンポジウムが開催されます。 このシンポジウムでポスター発表をするため、また、知財に関する様々な講義を聴講するために徳島へやってきました。 四国に来るのは二度目、徳島を訪れるのは初めてです。 今朝は、昨日から泊っているホテルから徳島大学まで、散歩を兼ねて歩きました。



 徳島の列車です。 電化されていないそうです。 徳島では「気車」と呼ぶそうです。



 ごとごと…きー…と音を立てながら、あっという間に遠去かります。 空にも電線が少ないような気がします。 電線がなくても、線路さえあればどこまでも走れるなんて、なんだか楽しい列車だと思います。

 こちらは、お城の壁の跡。きれいに、ぴしっ!と積み重ねられています。 かと思えば、わりと乱雑な積み方のところもあって、眺めているだけで楽しめました。 積み方の違いにも、きっと何か理由があるのでしょうけれど…。



 ここには貝塚があったそうです。



 さて、シンポジウムは盛りだくさんの内容です。 1日目の今日は、午前中に2つ、午後に3つの講演、パネルディスカッションと、情報交換会があります。 会場の様子です。



 今朝は、徳島県の澤 則之 氏による「日本一のブランド地鶏「阿波尾鶏(あわおどり)」の生産・流通戦略について」と、 阿南高専の鶴羽 正幸 氏による「地域資源の利活用研究と事業化における知財の取り組み」を聴講し、その後、 パネルディスカッション「四国ブランドの育成に向けて」を聴講しました。パネルディスカッションは、四国の弁理士である豊栖 康司 先生、田中 幹人 先生、相原 正 先生、山内 章子 先生をパネリストとして、岡山の弁理士 森 寿夫 先生をコーディネータとして進められました。

 ブランド地鶏をどのように生産、流通させているのか、私は全く知らなかったんだなあと衝撃を受けました。 「地域資源の利活用研究と事業化における知財の取り組み」では、竹の利活を中心にお話されましたが、これも新鮮なことばかりでした。 とても楽しく聴講させていただきました。

 「四国ブランドの育成に向けて」のパネルディスカッションは、1時間という短い時間で、とても充実した内容でした。 実在の登録商標の「だっこ米」「通勤快足」「ももたろうぶどう」などを例に挙げながら、商品やサービスの良さをブランド名がうまくアピールしている事例をご説明されました。 また、商標として採択されやすい名称等について、他社の商標や実在の人の氏名と混同を避けるためにどのような注意が必要かといったことにも触れられました。 特に興味深かったのは、地域団体商標についてのご説明の中で紹介された京都の事例です。 地域団体商標が最もたくさん登録されているのは、四国、では残念ながらなく、やはりというべきか、京都です。 パネルディスカッションでは、ただ単に、四国や京都の地域ブランドを紹介するに留まるのではなく、京都がなぜ日本一の地域ブランドを誇っているのか、そのヒントも示唆されました。

 私もこのような近畿地方でこのような会を企画する機会があるなら、ぜひ今回のパネルディスカッションの進め方を見習いたいものだとも思いながら、 とても楽しみました。

 午後は、弁護士 岩坪 哲 先生による「知財訴訟の歴史と現状」、 弁護士 岩坪 哲 先生と弁理士 渡部 温 先生をパネリスト、 地元四国(香川)の弁理士 山内 康伸 先生をモデレータとしたパネルディスカッション「特許訴訟から見た進歩性の変遷」、 特許庁長官 岩井 良行 氏による「世界をリードする知的財産立国「日本」」を聴講しました。 どの講演もパネルディスカッションも、予想以上に興味深く、全身を耳にして聴き入ってしまいました。

 さて、こちらは明日の発表に使うポスターです。



 右が私のポスターで、発表件名は「医薬品の特許権の存続期間延長登録と延長された特許権の効力」です。 このシンポジウムで発表することは、延長登録についての最高裁判決が出される前に決まっていたことですので、発表の件名と内容が合わなくなってしまいましたが…。 左のポスターは、近畿地方から一緒に参加している、弁理士 佃 誠玄 先生のポスターです。「クレーム訂正の遡及効と被疑侵害者の過失」について発表されます。 ポスターの雰囲気が全然、違いますよね。 ポスター発表は全部で51組。どのポスターも、それぞれ個性的です。 明日も楽しみです。(亜)

2011年6月3日(金) 芽
 みなさま、こんにちは。

 何かの芽が出ました!



 蒔いた種が芽を出すとうれしいものです。 だけど、これは何の芽でしょうか。朝顔やひまわりではないような気もします。(亜)

2011年6月2日(木) 選択発明
 みなさま、こんにちは。

 一昨日、種を蒔きてから、まだ何の変化も見られません。 土を掘り返して中をのぞいてみたくなってしまいます。



 今夜は関西特許研究会(KTK)の医薬バイオ研究班の会合に出席しました。 今日の会合では韓国の弁理士の李 錫明 先生をお招きして、光学異性体の発明について、審査基準や判例をご紹介いただきました。 光学異性体の発明というと、ものすごく狭いテーマになってしまいますが、 広く選択発明全般についてもご説明がありました。 選択発明の進歩性の判断について、意外な判決も紹介されました。 参加者の大半が参加した懇親会でも引き続き、韓国と日本の特許の話題で盛り上がりました。(亜)

2011年6月1日(水) 広がる商標
 みなさま、こんにちは。

 雨です。この頃、雨か曇りばかりで、太陽の光が足りなくなってきたような気がするくらいです。



 日本弁理士会近畿支部で行われた「マドプロ実務研修」に参加しました。 制度の概要についてのご説明の後、方式についても細部までご説明がありました。 最近のマドプロ出願の傾向も紹介されました。 特に印象的だったのは、一部の製薬企業のマドプロ出願戦略についてのお話です。 また、いくつかのデータベースの効果的な使い方についても触れられて、早速色々と試してみたくなりました。 さらに、国際登録が早い出願、遅くなってしまう出願の特徴も紹介されて、参加者は熱心にノートを取っていました。 今日からの実務に生かしたいと思います。(亜)




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